2012年4月16日 教職員礼拝 マーク・デュアート 牧師 

2012年4月16日

アブラハム・リンカーンの生涯から学ぶ 「敵を愛しなさい」

 

聖書に隠されていた宝物

あるところに青年がいました。この青年は自分の家にいるのがいやでいやで仕方がありませんでした。「この家は退屈で仕方がない。地味で質素で、何も面白いことがない」 この青年は、独り立ちできる年齢になるとすぐに身の回りのものをまとめて出て行くことにしました。母親は心を痛めましたが、青年のために祈り、家を出て行こうとするこの青年のダッフルバッグの底のほうに、聖書をしのばせておきました。家を出て彼は船乗りになりましたが、聖書にある放蕩息子の話のように、最初は楽しかった生活もだんだんと味気ないものに感じられるようになり、人にだまされ、仕事もうまくいかず、お金も失い、お酒におぼれ、惨めな人生を送るようになってしまいました。

 

何年も何年もの年月が過ぎました。すべてをなくして悲観的になり死ぬことばかりを考えていたときに、彼は海を見ながら家のこと、母親のことを思い起こしました。彼は、母親がこっそりと彼のバッグにしのばせてくれたボロボロの聖書、家を出てから一度も開いたことのないその聖書を手に取り、初めて開いてみました。聖書の最初のページをめくると「はじめに神は天と地とを創造された・・・」という聖句が目に飛び込んできましたが、ブックマークのようにそのページには、$100札がはさまっていたのです。家を飛び出す前の晩に、彼のことを気遣った母親が彼女の持っているすべてを聖書のいろいろな箇所にはさみこんでおいたものだったのです。聖書にはさまった$100を探すたびに彼の目には、いろいろな聖句が飛び込んできました。彼は聖書のいたるところにはさまれている$100札を集め、もう一度人生をやり直すことになったのです。そればかりではなく、彼は聖書を注意深く読み込み、聖書の中に示されている神の愛にふれ、キリストとともに人生を歩むようになりました。

 

 

 

 

古びたハーレー・ダビッドソン

あるところにいろいろな古いものが好きな人がいました。あるとき軍の基地のバラックの横に古びたハーレー・ダビッドソンが置いてありました。さび付いてだれも見向きもしないそのバイクを彼は$50で引き取ることにし、引き取った後、彼はそのバイクを丁寧にパーツごとに解体し、磨きなおすことにしました。パーツを解体しているうちに、ふとシートの下に「KING]というサインがあることに気がつきました。専門家に鑑定してもらったところ、それは、エルビス・プレスリーの乗っていたバイクであることがわかったのです。$50で引き取ったそのバイク、最初は奥さんにも「またごみを拾ってきて」といやみのひとつも言われたことでしょうが、とてつもなく高い価値のバイクに変身したのでした。

 

 

 

 

「価値を認める」

聖書のエレミヤ書に、こんな言葉があります。

 

「私はあなたのみことばを見つけ出し、それを食べました。あなたのみことばは私にとって楽しみとなり、心の喜びとなりました。万軍の神、主よ。私にはあなたの名がつけられているからです。」(エレミヤ15:16)

 

聖書にはさまれていた$100札、バイクのシートの裏に書かれていたKINGのサインではありませんが、あなたの持っている聖書の中には、私たちには想像もつかないようなすばらしい宝がたくさん隠されています。聖書は私たちを造られた神様が私たちが幸せに生きるためにはどのように生きたらいいのかということをはっきりと記してくださったものだからです。