嘘は泥棒のはじまり

2013年4月15日

「嘘は泥棒のはじまり」と言われます。嘘をつくことは決して良い事ではありません。しかし、「嘘をつく子は頭が良い」というのも、児童心理をかじった人には、よく知られた事実です。

 

 

子供はなぜ、親や教師から見ればたやすく見破られる嘘をつくのでしょうか。例えば。子供は真実が発見されたときに、どのようにひどく叱られるかを恐れて、その場しのぎの嘘をつくことがあります。「この子は嘘をついている」と知ったときの親のショックと悲しみは計り知れないものがあります。しかし、心しておかねばならないことは、子供が嘘をつくという事実は、結局、自分はその子にとって、そのような存在にしか過ぎないということです。

 

たとえ本当のことを話したとしても、欠点があり、失敗を繰り返す自分は受け入れてもらえない、むしろ傷つけられ、何をされるか分からないという恐怖心が、子供に嘘をつかせてしまうのです。正直に話せば、親は受け入れてくれ許してくれることを体験している子は正直に話す傾向が高いのです。

 

子供は本来正直なものです。子供が嘘をつくようなことがあれば、子供に対してよりも、まず子に対する自分の態度を反省してみる必要があるのではないでしょうか。

 

 

 

上記の文章は、私が21年前に本校の保護者の皆さんに読んでいただきたくて書いた「牧師室便り」の記事のひとつです。当時は、ミシガン州でカウンセリングのMAを取得した後こちらに引っ越してきて、本校で働き始めたばかりでした。人間の心理は時を経ても変わらないなあとしみじみ思いました。子供が正直でいられる環境を大人たちは作ってあげる必要がありますね。