食べることと子供の脳の発達

2015年11月24日

「食べることと子供の脳の発達」について書きたいと思います。 

脳は3歳までに7~8割が出来上がり、その後、手足を動かしつつ様々な機能を獲得していきます。このとき欠かせないのが、指先からの刺激だと言われています。指の細かな動きが脳を刺激し発達させるのです。音楽を習う子供の成績が良いのは、この刺激と関係があるとも言われています。

昔の家庭では、食事に魚が丸ごと一匹出てきました。自分で身を取り分け、小骨があれば自分で取り除きました。このような細かな指や手の動きは脳を大いに刺激します。現在は骨無しの切り身が売られており、子供は苦労せずに魚を食べることができます。しかし、これでは脳を十分に刺激しません。(日本では昔の遊びの価値が見直されていますが、折紙や綾取りなども大いに脳を刺激するものです。)豆を箸で挟む動きがスムーズであれば、脳が発達している証拠です。フォークやスプーンで食べさせていると、この刺激は受けることができません。またゲーム機のコントローラを動かす作業は、ある意味単調で、脳への刺激にはなりません。

 

また、良く噛むという作業も脳に刺激を与えます。現代の日本人は日に600回、戦前はその2倍は噛んでいたようです。柔らかい食物ばかりを食べているのは、顎の発達にも脳にも良くないのです。ハンバーグ、スパゲッティ、カレー、コロッケ、ラーメン、ケーキ・・・と柔らかいものを好む子供が多いのは心配です。歯ごたえのある食物を食べると、唾液も良く出て、脳にも刺激となります。