卒業生インタビュー
Interview 05
異なる世界をつなぐのは、“三育で育った思考力”
Deloitte & Touche / Analyst
Takumi Sudo
2018年3月 中学部卒業
私は幼稚園から中学3年生まで、長い期間を三育学院で過ごしました。この期間に身につけたことは、単に日本語の読み書き能力だけではありません。日本の高校・大学で学ぶために不可欠だった、国語や数学、歴史など、日本語で思考し学ぶための基礎的な力をしっかりと養うことができました。これらは当時はあまり意識していなかったものの、高校や大学に進学してから「確かにあのときの学びが土台になっている」と実感する瞬間が何度もありました。また、三育での学びがなかったら、日本の高校に一人で進学するという選択肢をそもそも持てなかったと思います。それに加えて、三育学院で出会った先生方、特に前川先生の温かい後押しや励ましがなければ、現在の道を歩むことはなかったでしょう。三育で過ごした時間は、知識や学力だけでなく、自信や挑戦する勇気、そして進むべき方向を見つける力を与えてくれた、大切な土台となっています。
今でも鮮明に覚えている三育での思い出といえば、「休み時間」です。三育はもちろん学びの場ですが、それ以上にクラスメイトや先生たちとの交流の場所でもありました。休み時間は、他の現地校に通う友達たちと唯一顔を合わせ、交流できる大切な時間でもあり、周囲のグラウンドでは毎日のようにかくれんぼやドロケー、ドッジボールに夢中になって遊んでいました。みんなで投票してその日何をやるかを決めたり、全力で走り回ったり、まさに子どもらしさを全開にできる瞬間だったと思います。特に中学3年生のときに作ったクラスTシャツのエピソードは忘れられません。クラスのモットーとして「誰よりも早く、誰よりも遅く、それが中三」という言葉を決め、勉強そっちのけで休み時間に盛り上がって書き込んだのです。私にとって三育での休み時間は、子どもらしさを存分に発揮できる、かけがえのない時間でした。
2018年:国際基督教大学高等学校(ICUHS)入学2021年:慶應義塾大学総合政策学部入学2023年:アムステルダム大学交換留学2025年:Deloitte & Touche(ニューヨーク)就職大学では主にコンピュータサイエンスを専攻し、留学中のオランダではデータ法などを学ぶ。現在はDeloitteにてサイバー部門のコンサルタントとして勤務中。
アメリカという環境の中で、日本語を学べるだけでなく、日本の文化を深く学びながら、幼稚園・小学校・中学校の時間を全力で過ごせる場所は、三育学院以外にはないと思います。
私にとって三育での学びは、その後の進路、特に日本の学校に進学する上で大きな力となりました。そして、先生方や仲間との出会い、遊びや学びを共にした日々は、知識や学力以上に、自信や挑戦する勇気を与えてくれました。三育で過ごした時間は、私にとって間違いなく、かけがえのない宝物です。