卒業生インタビュー

Interview 09

三育で培われる人格や仲間とのつながりは、その何倍もの価値となって子どもたちの人生に返ってくる

SMBCリーガルX株式会社・Director, COO

平 皓瑛

Hiroaki Taira

2000年3月 中学部卒業

三育卒業後は高校卒業までアメリカで過ごし、帰国後、東京工芸大学アニメーション学科へ進学・卒業しました。

卒業後は株式会社アマナでクリエイティブ業界を経験した後、2011年にクラウドファンディングサイトを運営するグーパ株式会社を設立しました。同時期にはタイにMagic Box Asia Co., Inc.を設立し、東南アジアでモバイルゲームのパブリッシング事業も展開しました。

2017年に弁護士ドットコム株式会社へ入社し、日本の電子契約サービス「クラウドサイン」の営業責任者およびパートナー責任者として、事業拡大に携わりました。その後、三井住友銀行との合弁会社「SMBCクラウドサイン株式会社」の設立に携わり、2025年より三井住友銀行へキャリア入行。現在はSMBC LegalX株式会社のDirector, COOとして、インドを中心とした海外展開を統括しています。

これまで一貫して、新しい事業やサービスを立ち上げ、社会に広げることに挑戦してきました。

三育での学びの中で、今でも私の土台になっているのは「何事にも全力で取り組む姿勢」と「人との向き合い方」です。

当時の先生方は、勉強だけでなく遊びにも本気で向き合ってくださいました。先生でありながら、時には友人のような距離感で接してくださり、一人ひとりを真剣に見てくださっていたことを今でもよく覚えています。

社会人になった今振り返ると、先生方は私にとって「信頼できる大人とはどういう存在か」を教えてくれたロールモデルでした。その姿は、現在チームを率いる立場になった今でも大きな影響を受けています。メンバーと向き合う姿勢や、信頼関係を築くことの大切さは、三育で先生方から学んだことそのものだと感じています。

また、限られた時間の中で勉強にも遊びにも全力で取り組む環境は、「やるときは全力でやる」という姿勢を自然と身につけさせてくれました。新しい事業への挑戦や海外での仕事など、未知の環境に飛び込むときも、その経験が自分を支えてくれています。

最も思い出に残っているのは、吉田先生と過ごした昼休みです。

昼休みになると吉田先生は生徒たちの輪に入り、私たちと一緒になって本気で遊んでくださいました。誰よりも足が速く、体力もあり、生徒側がついていくのに必死だったことを今でもよく覚えています。

先生と生徒という関係でありながら、同じ目線で一緒に笑い、全力で遊んでくださる姿がとても印象的でした。当時はそれが日常でしたが、今振り返ると、先生方との距離が近く、勉強以外の時間にも本気で向き合ってもらえることは、三育ならではの貴重な環境だったと感じています。

私の目標は、日本発・大企業発でも世界で戦える会社をつくることです。

日本には世界に誇れる技術や人材が数多くあります。一方で、海外市場で成功した日本発のソフトウェア企業はまだ多くありません。私はその壁を越え、日本から世界へ挑戦し、多くの方に誇りに思っていただける会社をつくることが夢です。

また、仕事で挑戦を続ける一番の原動力は「家族」の存在です。現在、7歳と4歳の娘がいます。家族がこれからも健康に、安全に、安心して暮らせる未来を築くことが、私にとって何より大切な目標です。その未来を実現するためにも、今自分が挑戦し、しっかりとした土台を築いていきたいと考えています。

入学を希望する方へのメッセージ

近年はAIの発展により、知識を身につける方法や教育のあり方は大きく変わろうとしています。その一方で、「人としてどうあるべきか」という価値観や道徳観は、時代が変わっても決して変わらないものだと思います。

保護者の皆様にとっては、現地校との両立による時間的・経済的な負担を感じる場面もあるかもしれません。しかし、三育で培われる人格や仲間とのつながりは、その何倍もの価値となって子どもたちの人生に返ってくると、卒業生として実感しています。

卒業後は、自分の同期だけを見ても、大学教授や医師、金融ファンドのパートナー、大手自動車メーカーなど、さまざまな分野で社会を支える立場として活躍している仲間が多くいます。その姿を見るたびに感じるのは、三育が教えてくれた「人としてどうあるべきか」という学びが、それぞれの人生の土台になっているということです。

三育では勉強だけでなく、人としてどうあるべきかを学ぶ機会が数多くあります。社会に出ると、能力や知識はもちろん大切ですが、それ以上に「この人と一緒に仕事がしたい」「この人なら信頼できる」と思ってもらえることが、長い人生では大きな財産になります。

ぜひ先生や仲間との時間を大切にしながら、勉強にも遊びにも全力で取り組んでください。その積み重ねが、将来どんな道を選んだとしても、自分らしく挑戦し、周囲から信頼される人になるための大きな財産になると信じています。